対談/美酒について
―人はなぜ酒を語るか―


●吉行淳之介VS開高健

●1982年/サントリー博物館文庫

『対談』というものは沢山してきたが、一つのテーマを一人の相手と話し合って一冊の本にするというのは初めての経験である。『サントリー博物館文庫』のうちの一巻として、酒をテーマにして対談してほしい、とサントリー広報部から申し込みを受けたときには、いささか躇らった。しかし、その相手というのは、博学多識、機知縦横、美味救真にして鯨飲馬食、「もっと遠く!」「もっと広く!」「オーパ!」ともっと大声で叫べという、かの「開高健」だと聞いて承諾する気になった…(吉行さんの前がきより)
●作家・吉行淳之介さんと開高健さんが繰り広げる、お酒テーマにした対談集です。


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